労働資本主義とは、「賃金を経済の主役にする思想」です。
従来の資本主義が企業利益を優先し、賃金をコストとみなしてきたのに対し、労働資本主義は賃金上昇を経済成長の起点とします。
ジャパノミクスで介護・教育・農業など外部性利益の大きい産業に予算を投入し、ケアポリティクスで高齢者や弱者を支援。
新しい政策目標「賃金ターゲット(チンタゲ)」では、名目賃金3~8%、実質1.5~3%の上昇を目指します。
市場が評価しない価値(例: 介護の多重利益)を投資と捉え、社会全体の循環を促進。
この思想は論文として提出され、議論中です。
労働資本主義経済研究所は、研究とPRを通じて搾取ゼロを目指し、本の出版や「エコノミア」カードゲームの発売を計画しています。
NOTE記事紹介
労働資本主義についてもっと詳しくわかるブログを書いてます。
- “お金を刷れば借金ゼロ”はウソ? 通貨発行権の真実
「国には通貨発行権があるんだから、借金なんて問題ない」経済や財政の話題で、こんな言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。確かに、政府は自国通貨を発行できる存在です。必要になれば、理論上は国債を発行し、それを中央銀行が買い支えることもできます。では、本当にそれで財政問題は解決するのでしょうか?この議論は、単純な賛否では語れません。「通貨発行は無制限にできる」と考えるのも誤りですが、「まったく制約がない」と思うのも違います。本質は、制約の「有無」ではなく「性質」にあります。この記事では、通貨発行の仕組みをわかりやすく整理しながら、「通貨発行権とは何か」を根本から考えてみます。続きをみる
- 夕張の復活の兆し!炭鉱2万人の仕事が消えたメロンで300人雇用を生んだ奇跡
雇用が町を殺し、雇用が町を蘇らせるあなたは、自分の町に「仕事」があると信じていますか?仕事がなければ、どんな美しい町も、どんな歴史ある町も、ゆっくりと死にゆく。それを痛いほど証明したのが、北海道夕張市だ。1960年代、夕張は「石炭の都」として11万人の命を支え、炭鉱で2万人が働いていた。映画館が10館あり、「北海道のハリウッド」と呼ばれた繁栄の町。しかし、炭鉱の閉山で仕事が消え、人口は1/10に、2007年には346億円の負債を抱えて財政破綻。「日本の失敗モデル」とまで呼ばれた夕張のどん底は、雇用の空白が招いたものだった。2025年現在、夕張は変わりつつある。夕張メロンのブランド力で200人、映画祭で100人の雇用を生み、合計300人以上の仕事を作り出した。人口7,000人の小さな町で、雇用は希望を取り戻している。「雇用がなければ町は死ぬ」——私のブログが訴え続けてきたこの信念を、夕張は体現している。これまでに、一つ目は岡山県西粟倉村 もう一つは徳島県神山町を記事にしてきたが、この記事では、夕張の過去と現在をたどり、雇用がなぜ地方創生の鍵なのかを考えてみよう。あなたの町の仕事は、未来を支えられるだろうか?続きをみる
- 大河ドラマ「べらぼう蔦重」から読み解く江戸の経済学-お金は天下の回りものか?
NHK大河ドラマ「べらぼう蔦重」は、江戸時代の出版人・蔦屋重三郎の視点から、田沼意次と松平定信の治世を鮮やかに描きます。華やかな都市の喧騒と農村の貧困、改革の理想と民衆の苦しみ。続きをみる
- 他の批判が見落としたMMTの核心的欠陥② ― 金利を軽視する理論
1. MMTはなぜ金融政策を軽視するのかMMT(現代貨幣理論)は、政府の財政支出を経済の主軸に据える理論である。続きをみる
- 他の批判が見落としたMMTの核心的欠陥① ― 雇用バッファーの罠
1. MMTブームとその誤解近年、日本でもMMT(現代貨幣理論)が注目を浴びています。「国の借金は問題ではない」「財政赤字を恐れるな」といった刺激的なフレーズが、停滞する日本経済に対する新しい処方箋のように受け止められ、多くの人を惹きつけました。しかし同時に、「MMTは国家が無限にお金を刷れると言っている」「ハイパーインフレを招く」といった単純化された誤解や批判も広がっています。こうした批判の多くは的外れで、MMTの核心に迫ってはいません。本当に必要なのは、誤解に基づく批判ではなく、理論そのものの内側に潜む欠陥を指摘する批判です。その観点からMMTに対する指摘を今週と来週の2回に分け、お届けします。一緒に考えていきましょう。今週はMMTが掲げる「雇用のバッファー」と「ジョブ・ギャランティー(JGP)」です。これこそが最も問題のある要素だと私は考えます。続きをみる
NEWS
1
7月 25
労働資本主義経済研究所のHPを開設しました
リンク

労働資本主義のブログ
従来の経済学がお金を中心にして労働者をコストとみなすのに対して、労働資本主義では労働者を中心にしてお金を道具とみなす。それにより労働者が低賃金の搾取労働を強制されることのない社会を目指します。 労働資本主義について、より詳しく知りたい方はこちらのブログを読んでみてください。

